こんにちは。
ブログはスーパーマイペース野郎が珍しく1ヶ月以内に更新です🤣
前回の記事(https://nagomi-stones.hateblo.jp/entry/2023/03/03/215913)の続きを、「○○って言われて買ったのに、○○じゃなくて別の石だった…」って方が、少しでも減るように、なるべく早めに書こうと思いまして。
まずはこちらの①と②の画像をご覧ください。
①
②
この石、何だと思います??
ブラックルチルクォーツ?
答えは、
①ブラックトルマリンインクォーツ
②ブラックルチルクォーツ
です。
なんか、針状内包物=ルチルみたいなアレになってて、針状の内包物が見られたら、なんでもかんでも「ルチル入り」とか「ブルールチルクォーツ」とか「グリーンルチルクォーツ」とかって呼ばれてます。
針状なら全部ルチル
じゃないんですよ。
ルチルってのは、和名では「金紅石」です。
グリーンルチルクォーツのルチルは、ルチルじゃないです。だいたいアクチノライトです。アクチノライトの和名は「緑閃石」。
ブルールチルクォーツもルチルじゃなくて、アクチノライトかトルマリンです。
全部違う石です。
和名で書くとわかりやすいんですが、ね。
ちなみに、ブラックトルマリンの原石は、
こんなので、
ルチルの原石は、
こんなのです。
トルマリンの原石は、細長いのも存在します。
ルチルの原石は、こちら↑は黒いんですが、
↑のルチルクォーツのポイントの、水晶部分が無くてルチルが剥き出しになったような原石も存在します。(これは水晶というよりスモーキークォーツですが…)
アップ写真↓
(剥き出しルチルは私は持ってません。欲しいけど高い😶)
もうこの、針状ならなんでもルチル!っての、ほんまにやめてほしいです。
ちゃう石をごっちゃまぜにすんな!!と言いたいです…。ほんまに。
パワスト的にも、石が違えば効果も違ってきますからね?!
針状内包物入り水晶の総称は、ルチルクォーツ、ではなく、「サゲニティック・クォーツ」とか、「ニードルインクルージョンインクォーツ」とかって呼ばれます。
総称なので、針状内包物が何の鉱物か不明な場合も、サゲニティックと呼ばれます。
ブラックトルマリンインクォーツなんか、「ブラックルチルクォーツ」として出回りすぎなんですよ。
ブレスレットなら数千円くらいのような、特に安い値段のものは、ほぼトルマリンかと思います。
ブレスレットで総ブラックルチルクォーツなら、10万円くらいは普通じゃないでしょうか。
希少価値高いですもん、ブラックルチルクォーツ。
見分け方としては…
これは、もう完全に私個人の見分け方なので、参考になるかはわかりませんが、ネットなどの画面上で、肉眼でなら、パッと見て、
こんな感じで針が、べったぁー!ってなってたら、トルマリン。
繊細な針なら、画面上では少しわかりにくいので、値段で判断。
繊細な針がまとまって、ふぁっさぁー!ってなってたら、ルチルの可能性あるかもしれないけど、値段はおいくら?
と、いう感じで見分けます。
…って、これ、この、シュッとしてるやつ!的な書き方、関西人以外の方に伝わるかな…😅
シュッ、で言うと、トルマリンはシュッとしてませんが、ルチルはシュッとしてます🤣
現物が手元にある場合は、迷わず中身覗きます。
光を当てながらルーペで見た時に、針が金属光沢があって尚且つ赤茶とか焦げ茶とか、茶系とかに見えたら、だいたいルチル。
針によってはゴールドルチルっぽいゴールドにも見えます。
そこでさらに、顕微鏡でルチルorトルマリン断面を見れる場合は見て判断します。
(お店でなら、店内でルーペとかは許可あるところでなければちょっとアレなので、光を頼りにして金属光沢探します)
あ、鑑別書があればそれ見るのが1番早いですけどね。
ルチルクォーツのルチルの色ですが、ゴールド、シルバー、プラチナ、ブラウン、レッド、ブラックは、ルチルにある色です。
↑で書いたグリーンやブルーもそうですが、パープルとかもルチルには無い色です。
ルチルには無い色のものは、別の石です。
酷いものでは、石じゃなくてガラスのものなんかもあるみたいです。
ガラスを天然石と言って売るなぁぁぁぁぁ!とも言いたい。
…せっかくなので、ガラス繋がりでルチル以外の話もついでに。
世の中の天然石には、「天然の石」ではなく、天然石を模して人工的に作られた「模造石」とかも存在します。
そういうのは、だいたいプラスチックとかガラスです。
有名なところでは…
・チェリークォーツ
ピンク系の色のやつです。
見た目、中身がふわぁっとしてて、知らないと天然石だと思っちゃいそうですよね。クォーツって付いてるし。
ストロベリークォーツとは別物ですよ。
ストロベリークォーツは天然石で、天然水晶にゲーサイトやレピドクロサイト、ピンクエピドートといった鉱物が内包されています。
・カラーキャッツアイ
ピンクとか赤とか青とかオレンジとか緑とか紫とか、カラーバリエが豊富で、光の筋みたいなのが見えるやつです。
この筋は、「キャッツアイ効果」とか「シャトヤンシー効果」と言います。
・シンセティックオパール
白っぽいベースに青っぽい、プレシャスオパールのような幻想的な色が見られるものです。
・溶錬水晶
天然水晶の粉などを原料にして作られたガラスです。鑑別に出すと「ガラス」って出ます。
人工水晶は、溶錬の他に合成水晶もありますが、合成水晶は、自然で天然水晶が出来る環境と同じ環境を人工的に作り出して作ったもので、簡単に言えば「天然のマネして作った人工水晶」です。
溶錬水晶の中には、クラック水晶もあります。(天然水晶に人工的にクラックを作ったものもあります)
・グリーンエンジェライト
ほんわかしたグリーン系のラリマーみたいな感じのやつです。これも見た目天然石っぽいんですが、石じゃないです。ロシアで製造された人工ガラスです。
グリーンと付いていないエンジェライト(マットな落ち着いた水色のやつ)は、天然石です。
だいたいこのあたりはガラスとかで、あとは、ゴールドストーン、ブルーゴールドストーンもガラスです。(この2つは在庫があったりなかったりしますが、取り扱いはあります。)
石ではなくガラスですが、ちゃんと「天然石」と呼べるもの(天然ガラス)も存在しますよ。
オブシディアンやテクタイト、リビアングラス、モルダバイトは天然ガラスです。
さらについでに、キャッツアイと名のつくもので、天然石であるものも、ちゃんとあります。
・アレキサンドライトキャッツアイ
・スキャポライトキャッツアイ
・アパタイトキャッツアイ
・アクアマリンキャッツアイ
・クォーツキャッツアイ
・シリマナイトキャッツアイ
・クリソベリルキャッツアイ
・トルマリンキャッツアイ
などは、天然石です。
名前に「キャッツアイ」とは付いてないけど、キャッツアイ効果を示す天然石もあり、
・タイガーアイ(カラフルなのは人工的に着色されてます)
・オパール
など、いくつかあります。
ラブラドライト…ではなく、スペクトロライト(スペクトロは鉱物的にはラブと一緒ですが、輝き方が違います)になりますが、ちょうど写真あるので載せておきます。
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これで少しでも、「○○だと聞いて(思って)買ったのに、別のものだった…」ってなる方が減るといいなと思います。
効果とかも、石が違えば希望の効果が得られないかもしれませんしね。
ご参考になりましたら幸いです🙂
あっ、当店ではガラスだの着色だの何だのは、もちろん、ちゃんと商品説明文に記載してますよ。
販売者として当たり前のことだと思ってるので😅
ではまた。
※写真はスペクトロ以外は全部私物です🙇
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